『街の木のキモチ 樹木医のおもしろ路上診断』
街に出ると、最近は街路樹にも目が行くようになりました。
ただ、それが何の木なのかは、まだあまり自信がありません。

こちらは先日行った、砧公園の桜の木です。ソメイヨシノですが、木の穴の中に、葉が小さく出ていました。私が置いたのでなく、実際に葉が出ていました。洞窟の中の木のようです。でも新鮮な緑です。
岩谷美苗さんの『街の木のキモチ 樹木医のおもしろ路上診断』を見ると、たくさんの街路樹が、困ったスタイルで植えられているのが分かります。
木には悪いのですが、面白いです。
「腕返して!」というタイトルで金網に枝が残されたままの状態の写真が出ていました。私の近所に、同じように、金網に「腕がとられた」まま残っている所があります。
それがこの写真です。

本体の木はどこかに持ち去られてしまって、金網にとられた腕だけが残っていました。
枝が何度も切られているのでしょう。そこがプッと膨らんで、上の方だけ葉が出ている木があります。

たぶんこれ、剪定され続けた受難の木だと思います。
本の中で「剪定こぶ」ということで紹介されている状態だと思います。
木本来の形などお構いなしに何度も枝を切られた結果、木が防衛手段としてできたこぶです。樹木にとっては悲劇の傷ですが、岩谷美苗さんは「あしたのジョーの矢吹丈のように、明日に向かって突き上げた拳」、と表現されています。ガンバレ樹木です。

こちらの写真の木の足下にあるのは、グレーチングというのだそうです。人通りの多い所に植えられた木は、たえず根元を踏まれて土が固まり、根が呼吸できなくなってしまします。それでこうした覆いをして、木を守ろうとしているのだそうです。

この本を見るまで、名前も目的も知りませんでした。
ちょっと本を見るだけで、街路樹に興味がむかいます。
「本書は、著者が撮りためた抱腹絶倒のユニークな写真をもとに、木の気持ちになって、その状況を解説します。木の立場になってみることで、日常風景の意味や自然観まで変わってしまう、かつてない街の自然観察本です。街歩きが、100倍楽しくなります。」とありますが、まさにその通りです。
その木の置かれている状態で名前が付けられています。
食い込み木、電柱木、ボクサー木、巨乳木、こぶ木、社長木、ガイコツ木などなど、想像できますか。まさに「特長を捉えた絶妙なネームング」です。
電柱木というのは枝が剪定されてのっぺりと電柱のような状態になっている木です。もちろん生きています。
本では、「電柱でござる!(無茶な切り方はやめましょう)」で紹介されます。
こういう見方で、街の木を見て歩くことしてみたくなります。
岩谷美苗さんは『街の木コレクション』というブログを開設しておられます。こちらにはもっと多くの木が紹介されています。
http://machinoki.blog100.fc2.com/blog-entry-2.html
訪問すると楽しいですよ。
ただ、それが何の木なのかは、まだあまり自信がありません。

こちらは先日行った、砧公園の桜の木です。ソメイヨシノですが、木の穴の中に、葉が小さく出ていました。私が置いたのでなく、実際に葉が出ていました。洞窟の中の木のようです。でも新鮮な緑です。
岩谷美苗さんの『街の木のキモチ 樹木医のおもしろ路上診断』を見ると、たくさんの街路樹が、困ったスタイルで植えられているのが分かります。
木には悪いのですが、面白いです。
「腕返して!」というタイトルで金網に枝が残されたままの状態の写真が出ていました。私の近所に、同じように、金網に「腕がとられた」まま残っている所があります。
それがこの写真です。

本体の木はどこかに持ち去られてしまって、金網にとられた腕だけが残っていました。
枝が何度も切られているのでしょう。そこがプッと膨らんで、上の方だけ葉が出ている木があります。

たぶんこれ、剪定され続けた受難の木だと思います。
本の中で「剪定こぶ」ということで紹介されている状態だと思います。
木本来の形などお構いなしに何度も枝を切られた結果、木が防衛手段としてできたこぶです。樹木にとっては悲劇の傷ですが、岩谷美苗さんは「あしたのジョーの矢吹丈のように、明日に向かって突き上げた拳」、と表現されています。ガンバレ樹木です。

こちらの写真の木の足下にあるのは、グレーチングというのだそうです。人通りの多い所に植えられた木は、たえず根元を踏まれて土が固まり、根が呼吸できなくなってしまします。それでこうした覆いをして、木を守ろうとしているのだそうです。

この本を見るまで、名前も目的も知りませんでした。
ちょっと本を見るだけで、街路樹に興味がむかいます。
「本書は、著者が撮りためた抱腹絶倒のユニークな写真をもとに、木の気持ちになって、その状況を解説します。木の立場になってみることで、日常風景の意味や自然観まで変わってしまう、かつてない街の自然観察本です。街歩きが、100倍楽しくなります。」とありますが、まさにその通りです。
その木の置かれている状態で名前が付けられています。
食い込み木、電柱木、ボクサー木、巨乳木、こぶ木、社長木、ガイコツ木などなど、想像できますか。まさに「特長を捉えた絶妙なネームング」です。
電柱木というのは枝が剪定されてのっぺりと電柱のような状態になっている木です。もちろん生きています。
本では、「電柱でござる!(無茶な切り方はやめましょう)」で紹介されます。
こういう見方で、街の木を見て歩くことしてみたくなります。
岩谷美苗さんは『街の木コレクション』というブログを開設しておられます。こちらにはもっと多くの木が紹介されています。
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訪問すると楽しいですよ。
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