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「ショーシャンクの空に」

NHKBSプレミアムで,『プリズン・ブレイク』を見ています。最初、何気なく見たのが良くなかったです。毎週、夜、遅いのですが、忘れず見ています。
知らなかったのですが、この作品は、2005年8月29日~で古いのです。日本テレビでで2006 年に放送されたようです。
シーズン1は視聴率、良かったのですが。それから落ち続け、シーズン4で打ち切りになったとか。
主人公マイケルの兄リンカーンは、無実の罪を着せられ刑務所へ。しかも死刑判決まで受けています。その兄を救うため罪を犯 して兄のいる刑務所に入って、兄をつれ脱獄をはかろうといういう物語です。毎回とても怖いです。
それを見ていて、「ショーシャンクの空に」という映画を思い出し、見たくなり、DVDで見ました。
製作年は 1994年です。刑務所が怖くて、最後、無事脱獄を果たした、と、なんだかほっとした映画だった記憶でした。
「希望は良いものだよ。多分一番のものだ。良いものは決してなくならないんだ」
脱獄に準備の場面は全然ないのです。刑務所で、元銀行員としての優秀な腕を見せて、まるで、そこで生き抜くような生活です。
刑務所は怖いです。監視員はいつも悪人です。男に狙われるということもあるのですかね。男への輪姦です。
刑務主任のハドレーは暴力によって囚人たちを支配し、絶対的な権力を握る自分自身に満足し、それを楽しんですらいます。所長は、はそれを黙認しているというか、利用します。
犯罪は、社会的正義に反する行為であるがゆえに、罪を犯した者に生じる問題はすべて葬り去られる。そこで殺人でも平然と行われます、もう「人間」ではないのです。
「ショーシャンクの空に」
銀行の若き副頭取、アンディ・デュフレーン(ティム・ロビンス)は、妻とその愛人を殺したという罪を着せられ、処罰されながらも、希望を持ち、過酷な刑務所暮らしを切りぬけていきます。鉱物採集の趣味があるからと“調達係 ”のレッド(モーガン・フリーマン)にから手に入れたロックハンマーで、20年近くかけて、こつこつと穴を掘りながら。
最後は、気持ちが高揚します。「希望」について考えます。
ちなみにこの「ショーシャンクの空に」はこの11月に舞台になるようです。
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内田吐夢監督、中村錦之助(萬屋錦之介)主演「宮本武蔵」

 内田吐夢監督、中村錦之助(萬屋錦之介)主演で、1961年から公開された映画「宮本武蔵」。全5部作。言うまでなく原作は吉川英治。(井上雄彦の『バガボンド』も吉川英治の『宮本武蔵』が原作)。
 映画は
 宮本武蔵 (1961年)
 宮本武蔵 般若坂の決斗(1962年)
 宮本武蔵 二刀流開眼(1963年)
 宮本武蔵 一乗寺の決斗(1964年)
 飢餓海峡(1965年)
 宮本武蔵 巌流島の決斗(1965年)
 「飢餓海峡」は宮本武蔵と関係はないですが、最初に見たときすごく衝撃だったあの名作も内田吐夢監督で、宮本武蔵5部作の最後の年に撮られていたのかと思うとなんだか感無量です。
 この内田吐夢監督、中村錦之助(萬屋錦之介)主演の宮本武蔵が今、NHKBSで放送されています。
 見逃せないと思ってDVDに撮り、毎回見ています。もちろん、この映画封切りされて時もきちんと全作見ています。なにせ作州牢人宮本武蔵ですから。
宮本武蔵
 先週の「宮本武蔵 一乗寺の決斗」は、5部作の中でも特に名作ということで、別売りのDVDを持っているのですが、放送も見ました。やはり、すごいと思いました。
 今回見ていて、一番見応えがあったのは、扇屋の茶室で武蔵と吉野太夫(岩崎加根子)が対話をする場面でないかと思いました。
 常に緊張の中にあり張りつめている武蔵には死相があると、吉野太夫が言います。武道については何も知らないがとい言いながら、自らの琵琶の胴を鉈でたたき割って、琵琶の音色に喩えた彼女なりの考えを語り始めます。
 琵琶の音色の微妙な変化は胴の内側に張られた一本の横木によって生み出されるもので、この横木はただ堅く強く張られているのではなく、微妙なゆるみがつけられており、そのゆるみ、しなりによって音色は千変万化に奏でられる。琵琶がもしゆるみやしなりをもたないとするとおそらく微妙な変化の音色が出ないばかりでなく、糸は切れ、胴は避けてしまうにちがいないと、吉野太夫は言います。
 つまり緊張の糸で張りつめた、まるで心の余裕のない武蔵が、果たして敵に勝つことが出来るのであろうかと、諭したのです。(岩崎加根子さんも良かったな)。
 決闘のシーンも迫力があります。
 まず、吉岡道場の汚名返上ため、討たれた清十郎の弟、伝七郎(平幹二郎)は武蔵に洛中、蓮華王院での、果たし合いを申し込みます。その舞台、蓮華王院こと三十三間堂。舞台がすばらしい。平幹二郎も若です。
 そして有名な一乗寺下がり松での決闘。
 何度見ても鬼気迫るものがあります。
 吉岡道場との最終決戦。 73対1の日本映画史上に残る名殺陣シーン。
 第4部の最後の場面です。18分30秒。
 1体73人の大殺陣は12月の厳寒の中、水田が煌めく日の出の時、ぶっつけ本番の短時間で撮影されたと言われています。もちろん十分に計算された準備があってのことでしょうが。このシーンは、白黒で撮影されています。それがまた印象深いです。
 NGの許されない緊張感の中で作り上げられました。
 私は長く、この決闘の場面は、映画の最初の方に出ていたと思い込んでいました。DVDを見て最後だったのでびっくりしました。
 日の出に映える、一乗寺下がり松が、水墨画の名画のようにとてもきれいに写っていました。
 ロケ地は、饗庭野(あえばの)の原野だったようです。そこに松を建てたのです。人工の松を建てることで一乗寺下がり松の再現をはかったということです。
 見事な松のショットでした。

話題の映画『レ・ミゼラブル』

 話題の映画『レ・ミゼラブル』(原題: Les Miserables)を見てきました。映画を映画館で見るのはやはり良いなと思いました。それも話題の時に。
 ヴィクトル・ユゴーの『レ・ミゼラブル』を読んだことはないのですが、子供ころから「ああ無情」というので、子供向けの本や劇でその粗筋は知っています。ちなみにレ・ミゼラブルは「悲惨な人々」といった意味のようです。
 何年か前に映画化された『レ・ミゼラブル』を見ました。これも素晴らしかったです。テレビでも放映されたので、それも見ました。この映画は、また見たいと思っています。
 ミュージカルについては、最初、あの原作がどうしてミュージカルになるのだろう、たいた作品にはならないだろう、とそんな印象でした。しかし、このミュージカル1980年代にロンドンで上演され、以後、ブロードウェイを含む世界各地でロングランされていたというのですから、すばらしい舞台だったのでしょう。そのミュージカルの映画化、見たくなりました。
 とにかく全編が歌で、しかも「舞台に出演したキャストも数多く登場し、『民衆の歌』をジャン・バルジャンと民衆が高らかに歌うシーンには300人近くのミュージカル俳優たちが集結。」ということ、正月にぜひ見てみたいと思ったのです。
映画『レ・ミゼラブル』
 良かったです。朝9時10分の部に行ったのですが、席は後ろの方、でも感動の作品でした。ジャン・バルジャンを演じたヒュー・ジャックマンの声はすばらしいです。ファンテーヌ役のアン・ハサウェイも、鬼気迫る歌声でした。髪を切るところなど、恐いぐらいでした。
 ちょっと気になったのは、革命運動で多くの仲間を亡くしたあと、マリユスが家出していたブルジョワの祖父の家に帰り、そこで、コゼットと豪華な結婚披露パーティをしていること。原作はどうなっているのか見てみたくなりました。

『アーティスト』(The ARTIST)

 同じく目黒シネマで、『アーティスト』(英: The ARTIST)を見ました。アカデミー賞特集をしているのです。
『アーティスト』は、1927年から1932年までのハリウッドを舞台とし、トーキーの登場でサイレント映画の時代が終わった、その時代に乗れなかった男優と逆に躍進する女優を描く物語です。
モノクロ・サイレント映画と、非常に地味なのですが、アカデミー賞を作品賞など5部門で受賞しました。なぜ、今、この地味な映画が、これほど評価されたか、今の映画が昏迷していることの裏返しかもしれないと思いました。でもよくこのような映画が作くれたのですね。アイディア勝ちでもあります。もう真似はできません。
 とにかく、台詞のない映画、1時間40分を、飽きずに見させるというのは、すごいです。
『アーティスト』 犬のアギーと
 私は、なにより、犬のアギーに会いたかったです。
 リードなしでもきちん主人と一緒に動くアギー。"バーン!"と撃たれると「死んだふり」をするアギー。ご主人に合わせてステップを踏むアギー。片手で顔を隠して「照れる」アギー。火事の時は、主人の危機を警官に知らせるために全速力で走るアギー。
 やらされているって感じがなくて、素直に感動しました。
 「犬のアカデミー賞」と呼ばれる「ゴールデン・カラー(金の首輪)賞」の第1回受賞犬となったとのことで、おめでとうございます。
 こんな犬がそばにると、どんなに幸せかと思います。
 ジャック・ラッセル・テリアという犬種だそうですが、実はこの種の犬は飼うのはなかなか大変なのだそうです。よくガブリと噛まれるのだそうです。
 そんな話を聞いても、かわいいです。
 サイレント映画に犬の演技は、冴えますね。しかし、アギーは、様々な映画にも出た名犬ですが、この映画を機会に引退するそうです。
 サイレント映画の大スターが音の時代に入って、それに乗れず、すっかり置いてきぼりになり落ちぶれて行きます。そして奥さんにも見放されるのですが、少しも暗くはならないです。あたたかいものが、ずっと漂っています。
 それは、身のまわりにいつもいてくれる犬や、どんなに境遇になっても守ってくれる運転手や女優がいたからでしょう。
 ホッとできる、こころにあたたかい映画でした。

『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』

 目黒シネマで、『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』原題は『THE IRON LADY』を観ました、
 出だし、老いた夫人が、スーパーのレジに並び、ミルクを買っている所から始まります。
マーガレット・サッチャーです。首相までなった人が一人でスーパーに行くのかな、と思って見ました。サッチャーは買い物を済ませると、家で、夫と食卓を囲みながらミルクの価格について会話しています。
  軽い認知症にかかっているという話を聞いていたので、買い物で何か失敗でもするのかなと思っていたのですが、そんなことはなく家に帰っていました。
 こんな普通の生活をしていたのかなと思ったのですが、それが、しだいに、夫はすでに死んでいて幻覚なのだと分かってきます。
 やはり認知症で、施設のような所にいるみたいです。
 夫がたびたび登場します。そして、その夫との結婚、やがてイギリス史上初の女性保守党党首、英国首相になり、鉄の女(Iron Lady)の異名をとるといった思い出が流れます。
 当初は、「政治の世界に紛れ込んできた女」として保守党でも「異邦人」のように扱われていたサッチャーですが、労働運動過激化にともなう不景気や社会の混乱を見かねて、保守党の党首選に出馬します。その時は、食料品店の出身でし、それになんと言っても女性だし、彼女自身も党首は無理だろうと思っていたようですが、党首に選ばれ、英国初の女性首相になります。
『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』
 首相になってからは、「公費の拠出を減らして、民間にゆだねる方針」そして、「自分が正しいと思ったことを曲げない強い政治」で、イギリスを牽引していきます。
 政治家としてのサッチャー のイギリスでの評価は知りませんが、とにかく名前は知っています。それだけ、世界への影響力も大きかったのでしょう。
 そして、鉄の女とまで言われ、世界で活躍した人が、歳を取ると、こうして認知症になって普通の年寄りになってしまう、なんだか、恐い思いがしました。歳を取ることの怖さをしみじみ思ったのです。
 幻覚として現れる夫のデニス、サッチャーにとって、とても大事な人だったのだろうということが分かります。この映画は、そうした夫婦愛を描いているので、救いとなり、決して惨めではないのですが、長く首相をして人を、まだ存命中なのに、このような映画にできることも、驚きでした。
 それにしても、メリル・ストリープの演技はすごいです。サッチャーになりきっています。猛然と議論する全盛の時も、老人になっての弱々しい表情、足取りも、サッチャーその人を見ているようです。きちんと歳を取っています。
3度目のアカデミー賞の主演女優賞、当然だなと思います。
 日本のタイトルの「涙」はいらないな、と思いました
プロフィール

作州浪人

Author:作州浪人
「隠居」と言った方が良い境遇にありますが、心の在り方としては「素浪人」でありたいと思っています。なお作州浪人はあの宮本武蔵にちなんでいます。郷里が近いのです。
 またバックに使わせてもらっている手拭いの模様、「鎌」に「輪っか」にひらがなの「ぬ」。「かまわぬ」といかにも江戸人の気っ風が感じられ、好きです。 

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